区分所有の物件への投資をお考えの方から、
「タワマン(タワーマンション)は不動産投資に向いているのか」
という相談を頂く事があります。
結論から申し上げれば、「個々に検討して結論を出すしかない」という事になろうかと思います。
確かに、「人気のあるタワマン(タワーマンション)」という話を聞く事はありますし、実際、「タワマンに住みたい」や「買うならタワマン」という方が少なからずいらっしゃる事は確かです。
もし、貴方がタワマンに住みたいから、「タワマンを買う」または「タワマンを借りる」というのであれば、誰も、それを止める人はいないでしょう(もちろん、タワマンならではの注意点はありますが)。
ただ、タワマンを投資対象として検討するのであれば、「そのタワマンに投資して、どのように収益が得られるのか」という事を考えなくてはいけません。
そして、それは、それぞれのタワマンによって事情が異なります。
また、投資家の側で「期待する収益の種類」も異なります。
この為、それらの事情を踏まえた上で、検討されているタワマンが、「ご自身の投資スタンスとあっているのか」という事を検討する必要があります。
その結果、「問題ない」という結論が出れば、検討されているタワマンへの投資は実行されても良いでしょう。
ただ、最近、不動産投資を始めた方の場合には、
「以前は、タワマンへの投資は相続税対策として注目されていたが、最近は事情が変わってきている」
という事については、知っておいた方が良いかもしれません。
詳しい理屈についての説明は省きますが、制度が変更された事により、以前よりも相続税対策としてタワマンを購入する意味は薄れているのです。
この為、昔に書かれた「タワマンへの投資を進める情報」を読まれて、タワマンへの投資をお考えの場合には、少し、再検討された方が良いかもしれません。
可能であれば、タワマンに投資される場合には、タワマンの特殊性について理解されている方に事前に相談される事をお勧めします。
相談相手がいらっしゃらない場合には、当センターへの相談もご検討下さい。