不動産投資をお考えの方から、
「いつ(どの段階で)、不動産投資の相談をすべきなのか」
といった相談を受ける事があります。
不動産投資を専門家に相談される段階としては、以下のような段階が考えられます。
①投資の必要性について検討されている段階
②投資の手法について検討されている段階
③不動産投資についての検討を始めた段階
④不動産投資の投資先について検討されている段階
⑤不動産投資の実際の投資を決断しようとされている段階
⑥不動産投資の投資を決断した後で実際の運用に入る前の段階
⑦不動産投資の運用中の段階
結論からいえば、「どの段階でも、相談したいと思ったら相談して下さい」という事になりますが、①~⑥の段階では、相談を受ける側のスタンスにも違いがあります。
※⑦の段階(運用中)での相談は、基本的に「見直し」に関する相談ですので、以下では、一旦、除外させて頂きます。
まず、①~③については、「不動産投資以外の選択肢も含めた検討がしたい」という方が相談されるタイミングとなります。
そもそも、「投資をする事自体が不安」や「投資の知識がないので不安」という方は、①や②の段階で相談される事をお勧めします。
真っ当な専門家に相談すれば、そもそもの「運用の必要性」などについて分析してもらえるので、相談する事で、そのような悩みから解放されます。
また、③の段階で相談した場合、不動産投資についての様々な質問を専門家にぶつける事で、「不動産投資が自分に向いているのかどうか」といった判断を簡単に終わらせる事ができます。
ただ、これらの相談には基本的にお金がかかりますので、そのような事にお金をかけたくない方は、自分自身で検討して答えを導かれても良いとは思います。
次に、④から⑥については、具体的に不動産投資を検討されている方が相談されるタイミングとなります。
④~⑥では、相談を受けた側としては、スタンスが大きく変わります。
④の場合には、時間的にも余裕がありますので、ゆっくりお話しをお伺いして、その方にあった投資についてアドバイスをさせて頂く事になります。
逆に、⑤の場合には、投資家の方の側では、「この物件に投資するか否か」という事に集中されていますので、相談を受けた側としても、その検討に集中する事になります。
そして、⑥の場合には、相談を受けた側としては、「急いで、何か対応しなければならない事はないか」といった検討を行う事になります。
そもそも、この段階で「相談したい」と思われるという事は、十分な準備をせずに投資された可能性が高いです。そして、この段階で、仮に再検討して「投資を見直した方が良い」という結論が出た場合、コストが高くなります。
もちろん、それでも相談される事で大きな改善に繋がるケースもありますので、まだ相談されていない場合には、この段階で相談して頂きたいと思います。
ただ、このような事を踏まえると、④~⑥については、「少しでも早く相談して頂いた方が良い」という事にはなろうかと思います。
以上、不動産投資についての相談を検討されている方の参考になれば。